魂響
〜御霊送りの詩〜
さて、第二回目の感想はパソコンゲーム「魂響」のPS2移殖作「魂響〜御霊送りの詩」です。この作品は後半のシナリオがいまいちと言われている「魂響」をシナリオをほぼすべて書き直しPS2に移殖させた作品です。今回の感想の書き方はそれぞれの項目、各キャラエンドごとに分けて書きます。それでは、スタート!
・音楽、ムービー
ボーカル曲は3曲。「天武の舞、暁の門」、「魂響」、「心ノ在り処」です。3曲ともすばらしいです。特に「魂響」は私が片霧烈火さんを知るきっかけになった曲です。非常にかっこいいです。私は出だしの「深き悲しみの中 少年は翼を願う」の歌詞が好きです。ムービーはOPは伝奇ものという感じがしていいですが、一番はゲーム中の「御霊送りの詩」のムービーです。「心ノ在り処」と相まってかっこよさ抜群です。ただ、EDはイマイチでした。個別のエンディングムービーがほしかった。
・秋月 かすみ
おそらくメインヒロイン。主人公冬馬の義妹にして秋月家当主。性格的にはツンデレ?でしょうか。とっても強くやさしい子です。ただ、実際の出番が非常に少ないのが残念。もっと那美を入れた冬馬との三人のやりとり見たかったです。エンドは少し悲しみ、というかやるせなさが残りました。那美エンドの最後は感動。
・秋月 那美
冬馬の実妹。いろいろと大変だった子でした。冬馬との血の繋がりに悩み、考えたあげくの結果がああなってしまいました。私的にはこうした強い一途な思いを持つ人は好きです。あと、実質的出番の多さはクリアー後に考えてみるとすごかったと思います。エンドはつらいです。ただ、これはこれで納得できました。
・九重 真咲
冬馬の幼馴染双子巫女姉妹の姉。年齢は不明ですがまさに”お姉さん”という感じです。とても妹の真散と双子とは思えません(笑)。お茶目なところもありますが、最終的にはやっぱり”お姉さん”でした。ちなみに、九重姉妹のルートは秋月姉妹のルートとはガラリと変わります。さらに、真咲と真散ではいわゆる”ラスボス”も変わります。真咲エンドのラスボスは神とも呼ばれる存在で、戦い方は総力戦。まさに最強の敵に対する冬馬の活躍は”突破口を開く”というものでした。締めはかすみでしたが。みんなが協力しながら持てる力の全てをぶつけて戦う姿は格好よかったです。
・九重 真散
真咲の双子の妹。そしておそらく全キャラ中一番恵まれたルートでした。というのも、途中までは真咲ルートと一緒なのですが、最終戦が違います。戦闘は冬馬と敵の一騎打ち。しかも秋月家の闇も判明。さらに挿入歌で「魂響」まで流れるという。冬馬の特殊能力も全ルートで一番はっきりしています。冬馬も格好よく、一番主人公らしかったです。真散自身は普段はほわ〜んとしていますが芯は強い子です。あきらめない心を持っています。冬馬LOVEな姿もわかりやすくていいです。
・逢坂 藍
冬馬との口喧嘩仲間?というより冬馬が一方的に押されている感が。元気いっぱいの小柄な少女です。見所は猫との激闘!・・・もそうですが、やはり他のルートとは全然違うストーリーですね。藍ルートにはラスボスなどに当たるような大きな敵の存在がありません。では、どんなストーリーかというと、冬馬の成長物語です。全ルートでもっとも冬馬が”大切な人を守るために強くなりたい”と努力した姿がはっきり現れていたのではないかと思います。まあ、世界の危機に当たるようなことがまったく無かったため、こじんまりとした感は否めませんでしたが。けっこう好きな話でした。
・九重 真咲&真散
二人の共通ルートを進みラスボスなしで終わりました。つまり九重姉妹のどっちとも結ばれていない状態です。まあ、冬馬の態度がはっきりしてないのが原因ですが。まさに”ミニハーレム”です。・・・うらやましい限りです。
・秋月 かすみ&那美
これがTrueエンドではないかと思っています。それは、完全にとはいきませんが一番本当の意味でハッピーエンドを迎えているからです。正直あの解決策は面白いです。もっとエピローグ部分を増やして楽しませてもらいたかった。あと、このエンドだけエピローグのCGがありません。なぜ?
・システム面
遅ればせながらシステム面について。といっても私はあまりシステムにはこだわらないので気になったところを少し。まずは戦闘のシステムはなくてもよかったのではないかと思います。生かされている場面もありますが、全体的に話のテンポが崩されていたのではないかと思えます。あと、それぞれの共通部分がそこそこ長いのでメッセージスキップがもう少し早ければよかったかなと思います。
・総評
とても面白かったです。設定やキャラが魅力的でどんどん引き込まれました。PC版を持っていないのでどう話が変わったのかはわかりませんが、これならPC版について不満があった人も納得してくれるかと。あと、私は続編を期待しています。それは、「秋月 かすみ&那美ルート」の存在があったからです。これは誰とも結ばれていない状態で終わるので、まさに続編に繋げるにはピッタリなエンドだと思います。唯一最後にCGがなかったのも気になりますし。期待しています。
それでは、「魂響〜御霊送りの詩」の感想を終わります。